支払い遅延が確信犯に
まず経理の担当が出社しない日が多くなった、とのことです。こういった相手の財務状態は、付き合っている社員の方の向上にのぼりやすいことなのです。何せ、自分たちの給料がかかっていますからね。
次に社長の身振りがおかしくなりました。感情的になったかと思えば、妙に覚めた様子になり、会議も上の空。大丈夫かと、いぶかしむものまで現れました。
世の中、分業で成り立っています。どこかで、金詰りが起こると、そこから先がすべて詰まりはじめます。また、どこかで仕事が遅延しても、分業で成り立つからには、そのプロジェクトは完成しないことになります。
一箇所だけでも支払い遅延になれば、全体に響くのです。仕事に携わったことのある方なら誰しも理解できることです。
さて、売掛金が回収困難になることや請負代金の未払いといった問題は、付き合いも大切だということで確認を怠っていると、確信犯的にやってくる業者がいるので注意しなければなりません。
今からするのは、試用期間を過ぎても返却されないということで、自力で解決に向けた努力をしていった方の話です。
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